さがみはらの農風景 ~12月~

さがみはらの農風景 ~12月~

12月は師走のごとく、年末に向けてどこも大忙しです。

べじたべーなも年末に向けてたくさんの野菜が集まっています。

これだけたくさんの大根を目の前にすると、おでんやお鍋にして食べたい気持ちを通り越して、
シンプルに大根おろしにして焼き魚と一緒に食べたくなります( *´艸`)‼‼

そして、これから迎えるお正月。
おせち料理に欠かせないゴボウにはぜひ相模原のゴボウを使ってください!

相模原は土が柔らかいので、ゴボウがとってもしなやかになります!

こんなに曲げてもへっちゃら\( ゚Д゚)/‼‼

一方、某産地物はそこそこ曲がるくらいです。


この相模原の柔らかゴボウを使って、農家のお母さんたちは何のおせち料理を作っているか聞くと、

大体、「八幡巻き」と返ってきます(笑)



ゴボウは薄味で茹でてから巻くと美味しいです😋

伊達巻の分量は、はんぺん大1枚、卵5個、砂糖40g、みりん大さじ2、塩ひとつまみ、サラダ油小さじ1です。材料をミキサーにかけて、フライパンやオーブンで焼いてあとは巻くだけです‼




八幡巻きには長寿。
伊達巻には学業成就と子孫繁栄の願いが込められています。


伊達巻は相模原の卵とはんぺんがあれば簡単に作れます🥚


伊達巻を作るときにポイントとなるのがこの鬼すだれです。

三角形の竹でできた”巻き簾(す)”を使うことで、きれいな波型の伊達巻をつくることができます。


味はもちろん、見た目にも楽しい日本料理のこだわりを作るのがこの鬼すだれですが、農家さんも野菜を育てるときや、家庭でご飯を作るときはそれ用のこだわりの道具を使います。


苗と支柱を結ぶ紐を取り付ける道具。
種をトレーに入れる用に作った手製の道具。箸の先につまようじを取り付けたもの。お手製。
料理好きのお母さんが「鍋料理も焼き芋も何でも使える」と喜ぶ万能鍋。
写真はジャムを作っているところ。
    時には手も道具になる。













さて、2020年は不安や混乱ばかりの年となりました。

ですが、だからこそ日ごろお世話になっている農家さんのすばらしさや魅力、
当たり前に思っていた自然のめぐみの美味しさに感謝したり、
人のこだわりを表すために道具や手が共に関わりあっていることなど、
普段気づくことのできない周りの物事に価値を見つけることができた年になったのではないかと思います。


今年1年間は、相模原の農風景を通じて、相模原の農業情報だけでなく身の回りの色々な情報について発信してきました。

来年も相模原の農業を通じて様々な話題を提供していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

今年も1年間ブログを読んでくださりありがとうございました。