さがみはらの農風景 ~2月~

もち米とささげがあれば赤飯が作れる。

ある晩にささげ50gを軽く洗って10~15分くらい茹でる。

ザルにあげて色水をとり、冷ます。

もち米2.5カップはよく洗ってたっぷりの水につけておく。

ささげの色水が冷めたら、色水をもち米と一緒にして

さらに一晩つけておく。

均一に色がつくように時々かき混ぜたりする。

次の日、もち米をもっていく。

行き先は新戸の『ふっくら』

『ふっくら』のグルマンさんは、

いつも美味しくて、自分の好きなものをたくさん食べているから、

目は輝き、肉付も良く、声もハリがあり、総合的に若々しい。

新戸の『グルマン』さんは安藤弘子さん。

もち米はザルにあけて、つけておいた色水は別にとっておく。

お湯は鍋で沸かしておく。

せいろに蒸し布を設けたら、もち米を入れる。

蓋をして湯気が出てきたところで15分蒸す。

蒸しあがったら布ごと色水を使ってこづをかく。

もち米全体に色と水分が行きわたり時間の効率がとてもよい。

鍋に沸騰したお湯を足して再び15分蒸す。

待っている間に『ふっくら』さんは、小さいときに廃鶏を自分で解体したことを話してくれた。

“鶏は逆さにして首をかっ切って皮を剥いで肉を切り裂く!”

“お腹の中からキンカンが出てきた。面白かった~!”

大笑いしながらしゃべる。

そうしていると15分という時間は勝手に過ぎるのだが、

できあがった赤飯は、器に、移して、団扇で、あおいでツヤを出す。

そして酒を適量まぶしかける。

最後に蒸し器に赤飯をよそって、ゴマ塩をそれっぽく振りかければ完成。

『ふっくら』さんは料理を通して、

火と水と塩を使って自然の食材を、栄養に富み、気分を楽しい性質に変えます。

そして、美味しい食べ物を楽しみ、

だけど、お腹はポンポンを同時に両立させながら、

ふっくら横顔で今日もグルメのことを考えています。

さがみ野夢工房 ふっくら

場所 南区新戸2041

電話 046-251-3826

時間 土日 10:00~16:00